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退位期日決定、9月見送り=政治状況変化で-政府
政府は28日、天皇陛下の退位と改元期日について、
当初検討していた9月の決定・公表を見送る方向で最終調整に入った。
安倍内閣の支持率下落などを受け、来年末にかけての政治状況が不透明になっていることを考慮したものだ。
引き続き年内の決定を目指し、タイミングを探る。複数の政府関係者が明らかにした。
退位の期日をめぐり、政府は9月4日に皇族や
三権の長で構成する皇室会議を開催して決定する方向で検討していた。
来年後半は、9月に自民党総裁選が予定されている。
さらに、衆院解散・総選挙と安倍晋三首相が目指す憲法改正の国民投票の同時実施も取り沙汰されており、
静かな環境での決定・公表を優先させるためだった。
だが、支持率下落に伴い、改憲と密接に絡んでいた政治日程はここへきて見通しづらくなっている。
首相は3日の内閣改造後の記者会見で、改憲について「スケジュールありきではない」とトーンダウンさせた。
10月22日には政権の浮沈を占う衆院3補欠選挙もあり、
当面は政権を安定させることが、静かな環境の醸成につながると判断した。(2017/08/28-18:25)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017082800868&g=soc

秋篠宮邸 改修へ 皇太子待遇 公務拡大に向け処遇改善
2017年9月3日 朝刊
宮内庁は、秋篠宮ご一家が暮らす秋篠宮邸(東京都港区元赤坂)を改修する方針を固めた。
天皇陛下の退位に伴い、皇位継承順位一位の「皇嗣(こうし)」となる秋篠宮さまの待遇改善の一環で、
耐震性強化の狙いもある。早ければ来年四月以降に本格的な工事に着手する見通し。
秋篠宮邸近くでは、すでに宮邸職員用の事務棟兼収蔵庫(地上三階建て)が建設中で、来春には完成の予定。
事務棟に続く宮邸本邸の改修によって、事実上の皇太子待遇となり、
各国要人との面会など秋篠宮さまの活動拡大にも対応する。
秋篠宮邸は、一九九七年に旧秩父宮邸を増築し利用した。
老朽化が進み耐震性に問題があったことなどから、改修が検討されてきた。
また、秋篠宮さまは陛下の退位に伴い、宮家当主の立場を維持した上で「皇嗣」の呼称を与えられる。
私的な支出などに充てる皇族費は三倍(年間九千百五十万円)に引き上げられ、
皇太子一家を支える「東宮職」(約五十人)に相当する「皇嗣職」も新設される。
具体的な改修の規模や予算措置について宮内庁は、秋篠宮さまの意向を聞きながら、
「皇嗣」としての活動内容などを踏まえて判断するとみられる。
秋篠宮さまは、「日本動物園水族館協会」や「恩賜財団済生会」など計十三団体の総裁などの役職を務める。
一方で、二〇一五年から陛下の公務の一部も引き継いだ。
今後、皇太子さまとの間で皇室の活動をどのように分担するのかが焦点の一つとなっている。
(編集委員・吉原康和、小松田健一)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201709/CK2017090302000104.html

退位日決定11月以降 秋篠宮さま皇室会議議員交代検討
2017年9月21日05時11分
政府は天皇陛下の退位日と元号を改める改元日の決定を、
衆院総選挙が終わった後の11月以降に先送りする方針を固めた。
決定前に開く「皇室会議」では、皇族を代表する議員である秋篠宮さまについて、
天皇陛下の退位に伴い「皇太子待遇」になる当事者となるため、
皇室典範の規定に基づき別の皇族に交代する方向で検討に入った。
複数の政府関係者が明らかにした。政府は天皇陛下の退位日と改元日について
「2018年12月下旬に退位、19年元日に改元」と
「19年3月末に退位、4月1日に改元」の両案を検討している。
皇室会議では、退位日となる特例法の施行日について、皇族や三権の長らの意見を聴く。
政府は会議の時期について、月内の開催を検討していたが、
安倍晋三首相が今月28日召集の臨時国会冒頭で衆院を解散することになり、
先送りする方針を固めた。総選挙が終わり、特別国会での首相指名や
新内閣の組閣が終わった11月以降で、日程を再調整する。
政府関係者は「早ければ早いほどいい」として年内開催を模索しており、
政治状況や北朝鮮情勢を踏まえ、最終判断する見通しだ。
皇室会議は、秋篠宮さまと常陸宮妃華子さまの皇族2人のほか、
首相、衆参両院議長、最高裁判所長官ら計10人で構成する。
特例法は退位だけでなく、皇位継承順位第1位となる秋篠宮さまの皇族費を3倍にすることも盛り込んでいる。
皇室典範は「自分の利害に特別の関係のある議事には参与できない」と定めている。
このため政府関係者は「秋篠宮さまにとって『特別の関係のある議事』に当たる可能性が高い」として
交代を検討している。議員が職務を果たせない場合、
代わって議員を務める「予備議員」の常陸宮さまに交代する可能性がある。
http://www.asahi.com/articles/ASK9N53PZK9NUTFK00V.html

2017.11.22 05:00
「平成31年5月1日」改元へ 皇室会議を12月1日に開催 政府は譲位に関する国事行為の日程を閣議決定へ
政府は21日、天皇陛下の譲位や改元の日程などを決める皇室会議を12月1日に開くことを決めた。
改元の日程について、政府は平成31年4月1日と31年5月1日の2案を提案するが、
安倍晋三首相は統一地方選を考慮して5月1日を推す意向を示している。
皇室会議の決定を受け、政府は譲位日程などを閣議決定する運びとなる。
安倍首相は、31年4月に統一地方選が予定されていることから、
改元直後に政治的喧噪が生じるのを避けるべきだと考慮した。
政府は当初、国民生活の影響を最小限にとどめるため、30年暮れに譲位し、31年元日に改元する方向で検討していた。
ただ、宮内庁や皇族らの意向を踏まえ、政府は改めて今年8月末から、この案と31年3月31日に譲位して
4月1日に改元する案、31年4月30日に譲位して5月1日に改元する案をそれぞれ検討した。
その結果、今年9月中旬の段階で、5月1日改元が有力となっていた。
複数の政府筋によると、天皇陛下は、31年1月7日に昭和天皇の崩御30年を迎えることに感慨を抱いておられるという。
今年6月9日に成立した譲位特例法は、譲位に関し「公布日から3年を超えない範囲」と定めた。
付則には、譲位の日程などについて、皇室会議を経て閣議決定することを明記した。
譲位に関する国事行為は「剣璽等承継の儀」(三種の神器の引き継ぎ)と
「即位後朝見の儀」(三権の長らの初拝謁)などがあり、政府は皇室会議を受けて速やかに閣議決定する。
皇太子さまが新天皇に即位されると、天皇陛下は「上皇」、皇后陛下は「上皇后」となられる。
また、新元号が制定されれば、「大化の改新」(645年)から数えて248番目。
譲位は江戸後期の光格天皇(1771~1840年)以来となる。
これまで新天皇の即位に伴い新元号が発表されてきたが、前倒しして公表する案も浮上している。
http://www.sankei.com/life/news/171122/lif1711220003-n1.html

2017.12.13 08:47
政府「19年4月30日譲位」の政令公布
政府は13日午前、天皇陛下の譲位日を「平成31年4月30日」と定める政令を公布した。
13日付の官報に掲載された。
譲位翌日の5月1日に皇太子さまが新天皇に即位し、改元となる。
天皇の譲位は1817年の光格天皇以来、約200年ぶりとなる。
政府は今月8日の閣議で譲位日を定める政令を決定した。政府は、現行憲法下で初めてとなる譲位が
円滑に実施されるよう万全を期すため、菅義偉官房長官がトップとなる準備組織を来年1月に設置し、
儀式の在り方などについて検討を本格化させる。
譲位の儀式をめぐっては、宮内庁を中心に過去の文献を調べている。内容や位置付けを含め、
現行憲法とどう整合させるかも焦点となる。皇太子さまの「即位の礼」は、平成2年の天皇陛下の例を参考にする。
準備組織は皇太子さまが即位する5月1日を祝日にするかどうかも議論する見通しだ。
http://www.sankei.com/life/news/171213/lif1712130010-n1.html

退位の儀式、外国賓客招かず簡素に…陛下が意向
2017年12月14日
天皇陛下が自身の退位の儀式について、外国から賓客を招かないなど、
簡素にするよう、宮内庁に伝えられていたことがわかった。
同庁の山本信一郎長官が14日の定例記者会見で明らかにした。
陛下は、退位の儀式を皇居・宮殿で静かに行いたいというお気持ちで、
退位を実現する特例法が成立した直後に示され、官邸側にも伝わっているという。
外国賓客は、新天皇の即位の礼で招く可能性があり、退位の儀式では考えられていないという。
一般参賀については、海外王室では近年、新旧国王が宮殿で国民にあいさつするが、
陛下が国民の前であいさつされる考えもないと説明した。
山本長官は会見で、週刊新潮12月14日号が、官邸関係者の話として、
「陛下は華やいだ雰囲気で皇居を去りたいお気持ち」「一般参賀のような形で国民にメッセージを発した上で
パレードをしたいと考えている」などと報じた記事に対し、文書で抗議したことも明らかにした。
http://www.yomiuri.co.jp/feature/TO000304/20171214-OYT1T50091.html

2017.12.18 17:41
譲位後のお住まいは「仙洞御所」 皇太子ご一家は御所にお引っ越し 改修費、30年度予算に
宮内庁は18日、天皇陛下の譲位後、天皇、皇后両陛下、皇太子ご一家の住まいを
それぞれ入れ替えられると正式に発表した。
皇居・御所、東宮御所ともに改修が必要。
皇嗣となられる秋篠宮さまの宮邸も増改築し、一部関連経費を平成30年度政府予算に盛り込む。
両陛下が先に御所を離れ、30年度中に改修する高輪皇族邸(東京都港区、旧高松宮邸)で仮住まいされる。
新天皇、皇后となる皇太子ご夫妻は御所の改修中、東宮御所から皇居に通う形で公務に臨まれる。
東宮御所は上皇、上皇后となった両陛下が移られた後、
歴史的に上皇の御所を指した「仙洞(せんとう)御所」と呼ぶ。
両陛下は仮住まいについて「新天皇、皇后ができる限り早期に御所へ移居し、
円滑に務めを開始することが望ましい」との考えを示し、了承されている。
高輪皇族邸は警備上の問題などが指摘されており、宮内庁は「警備当局と対応を協議したい」としている。
一方、皇太子と同等となる皇嗣は賓客の接遇などの公務が増える見通しで、
手狭な秋篠宮邸と近隣の赤坂東邸とを一体化し、新宮邸として整備する。
このため、赤坂東邸は両陛下の仮住まい先から外れた。
http://www.sankei.com/life/news/171218/lif1712180055-n1.html

皇位継承 お住まい入れ代わる計画を正式決定
12月18日 18時09分退位・即位
天皇陛下から皇太子さまへの皇位継承に伴い、宮内庁は、
天皇皇后両陛下と皇太子ご一家のお住まいが入れ代わる計画を正式に決めました。
宮内庁によりますと、再来年の皇位継承に伴って、両陛下が皇居にある現在の「御所」から
東京港区の赤坂御用地にある皇太子ご一家のお住まいの「東宮御所」に移られ、
皇太子ご一家が皇居の「御所」に移られる計画を正式に決めました。
退位のあとに両陛下がお住まいを出て、東京 港区の「高輪皇族邸」に仮住まいされ、
その間に順次「御所」と「東宮御所」の改修工事が行われる予定です。
「高輪皇族邸」は、天皇陛下の叔父にあたる高松宮さまと高松宮妃の喜久子さまがかつて暮らした邸宅です。
宮内庁は計画をまとめるにあたり、両陛下が、皇太子ご夫妻ができるだけ早く「御所」に移り、
円滑に務めを開始されることが望ましいというお気持ちを示されていることなどを考慮したということです。
宮内庁の西村泰彦次長は両陛下の仮住まいの期間について「少なくとも1年半以内にしたい」と話しています。
また、宮内庁は皇位継承順位1位の「皇嗣」となる(こうし)秋篠宮さまのお住まいの秋篠宮邸について、
今後の活動の拡大などを踏まえ、増築工事を行うほか、秋篠宮さまが来客と面会される際などに使われている
赤坂東邸についても秋篠宮邸の一部として改修工事を行うことなどを明らかにしました。
秋篠宮ご一家は、工事の間、敷地内に新たに建てられる施設に仮住まいされるということです。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20171218/k10011262951000.html

「立皇嗣の礼」国事行為で
秋篠宮さまの立場明示
2017/12/20 02:00
政府が、天皇陛下の退位後、秋篠宮さまを皇位継承順1位の「皇嗣」であると国内外に示す儀式を
皇居・宮殿で行う方向で検討していることが19日、政府関係者への取材で分かった。
秋篠宮さまは皇太子にならないため、名称を「立皇嗣の礼」とする案が浮上。
皇太子の場合は「立太子の礼」と呼ばれている。
政府内では、即位関連の儀式が落ち着いた後の2020年度を推す声が多い。
立太子の礼は、現行憲法下で行われた過去2回、事前の閣議決定を経て、国事行為として実施されており、
立皇嗣の礼も国事行為となる見通し。宮内庁関係者によると、先例がない名称とみられる。
https://this.kiji.is/315896781303563361

2017.12.22 10:51
【平成30年度予算案】譲位関連で35億円計上 お住まい、バリアフリー化に向けた設計も 宮内庁
宮内庁は22日に閣議決定した平成30年度政府予算案に、
天皇陛下の譲位に関する経費として35・6億円を計上した。
内訳は譲位後のお住まいの工事費などに17・3億円、一連の儀式に必要な用具、装束などの調達に16・5億円。
譲位に伴う組織改編を見据え、前倒しで職員の増員も図る。
両陛下が皇居・御所を出た後に仮住まいされる高輪皇族邸は総事業費8・4億円をかけ、30年度中に改修。
最終的に移られる東宮御所には4・1億円で倉庫を新築する。
エレベーターの設置などバリアフリー化に向けた設計も行う。
皇太子ご一家が入られる御所は、改修工事に必要な設計費のみを計上。秋篠宮邸を増改築するため、
秋篠宮ご一家が仮住まいされる建物や職員の事務棟も5・8億円で整備する。
新天皇となる皇太子さまが「即位礼正殿の儀」で着用される「黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう)」を
新調するのに加え、他の儀式で使う装束も調達に時間がかかるため、
30年度から準備を進める。皇族方や職員の装束分も盛り込んだ。
即位礼正殿の儀で、新天皇が即位を宣言する舞台の「高御座(たかみくら)」と、
新皇后が登壇する「御帳台(みちょうだい)」が30年度中に京都御所から東京都内に移送、
修理されることになり、輸送費や修理費に約5億円を見込んでいる。
皇太子ご一家を支える「東宮職」が「侍従職」に移行することを想定し、
側近の東宮侍従と東宮女官をそれぞれ2人など東宮職を計5人増員。
「皇嗣職」が新設されるのを前に、秋篠宮ご一家の世話をする職員も計13人増やす。
一方、秋篠宮ご夫妻の長女、眞子さまが来年11月に結婚する見通しとなり、
皇室を離れられる際に国から支出される一時金として上限額の1・5億円を計上。
正式な金額は、皇室経済会議で決められる。
http://www.sankei.com/life/news/171222/lif1712220008-n1.html

「上皇職」は65人前後=新天皇即位後の皇室補佐体制-宮内庁
宮内庁は25日、皇太子さまが2019年5月1日に
新天皇に即位された後の皇室の補佐体制の方針を明らかにした。
退位後の天皇、皇后両陛下を支える「上皇職」は65人前後、新天皇ご一家を支える「侍従職」は75人前後、
皇位継承順位1位の「皇嗣」となった秋篠宮さまのご一家を支える「皇嗣職」は約50人となる見通し。
同庁の西村泰彦次長が25日の定例記者会見で明らかにした。宮内庁の職員は約1000人で、
両陛下を支える侍従職に約80人、皇太子ご一家を支える東宮職に約50人、
秋篠宮家に約20人が現在配置されている。皇太子さまが新天皇に即位後の侍従職は、
高齢の両陛下を支える今の侍従職ほどの医療スタッフは不要となり減員となる。
上皇職は今の侍従職の体制から、天皇が国事行為で使う印章の「御璽(ぎょじ)」と「国璽(こくじ)」や、
歴代天皇の所蔵品を指す「御物(ぎょぶつ)」を管理する職員が減る。皇嗣職は今の東宮職並みの人数となる。
一方、新天皇即位後は皇太子が不在となるため、東宮職はなくなる。
(2017/12/25-17:25)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017122500618&g=ryl

退位後宮中祭祀せず 陛下、新天皇と皇嗣に継承
毎日新聞2017年12月28日 20時51分(最終更新 12月28日 22時40分)
宮内庁は28日、天皇陛下は2019年4月末に退位された後、
皇居・宮中三殿での「宮中祭祀(さいし)」を執り行わないことを明らかにした。
宮中祭祀は即位される皇太子さまと新皇后の雅子さま、
皇位継承順位1位の皇嗣(こうし)となられる秋篠宮さまと紀子さまが取り組む。
宮中祭祀は、国民の安寧などを祈る宗教行事。毎年11月23日の「新嘗祭(にいなめさい)」など
年間約20件あり、慣例で天皇、皇后と皇太子夫妻が宮中三殿で取り組む。
政教分離の観点から、公務には含まれない。
秋篠宮さまは皇太子とはならないが、待遇は皇太子と同等になる。
宮中祭祀にも皇太子と同様の立場で臨むことになる。【高島博之】
https://mainichi.jp/articles/20171229/k00/00m/040/076000c

皇位継承の神器引き継ぎ式、女性が初参列へ 政府検討
2017年12月30日05時05分
天皇陛下の退位に伴う皇位継承の儀式のうち、皇位のしるしとされる神器などを引き継ぐ
「剣璽等承継(けんじとうしょうけい)の儀」について、
政府は女性閣僚らの参列を初めて認める方向で検討に入った。
明治期の旧皇室典範で男系男子による皇位継承が定められて以降、女性が参列した例はないという。
剣璽等承継の儀は新天皇が即位するうえで最初の儀式。古くは「剣璽渡御(けんじとぎょ)の儀」として行われ、
1989年1月7日に天皇陛下が即位した際、初めて憲法が定める国事行為として行われた。
皇族のほか、国民の代表として竹下登首相や閣僚、衆参両院の正副議長、最高裁長官らが参列。
内閣に女性閣僚はおらず、参列者全員が男性だった。
政府は、2019年4月30日に陛下が退位し、5月1日に皇太子さまが即位する際にもこの儀式を
国事行為として行う。この時点で閣僚や三権の長に女性がいることを想定し、参列を容認する方向で検討する。
ただ、皇族の立ち会いは前回と同じく男性皇族に限る方向だ。女性皇族の立ち会いが女性・女系天皇の
議論につながることを避けようとの判断からだ。政府関係者は「皇位継承の儀式なので、
皇位継承権のある男性皇族しか立ち会えない。
参列者は皇位継承権とは関係ないので、女性閣僚の出席は問題ない」と話す。
政府は来年1月上旬にも菅義偉官房長官をトップとする皇位継承の準備委員会設置を閣議決定し、
初会合を開いて、儀式のあり方を本格的に検討する。
専門家の中には、女性皇族の立ち会いを認めるべきだとの声もある。
https://www.asahi.com/articles/ASKDY4WBFKDYUTFK00G.html

平成の即位礼「ちぐはぐな舞台」

平成の即位礼「ちぐはぐな舞台」
故小林忍侍従、日記に先例化懸念
2018/8/24 05:21
c一般社団法人共同通信社
昭和天皇の侍従だった故小林忍氏(1923~2006年)が、
90年11月に催された天皇陛下の「即位礼正殿の儀」を巡り、
「ちぐはぐな舞台装置」「新憲法下初めてのことだけに今後の先例になることを恐れる」と
当時の政府対応を批判する見解を日記に記していたことが23日、分かった。
戦後初めて行われた即位の礼は、政教分離を巡り違憲論議も起きた。
政府は宗教色を抑えようと配慮したが、一貫性がないとして宮内庁内に不満があったことがうかがえる。
政府は、来年10月に予定されている新天皇の「即位礼正殿の儀」も基本的に前例踏襲とする方針で、
小林氏の見解が一石を投じる可能性もある。
https://this.kiji.is/405406848033440865?c=39546741839462401

(続き)
河北新報2018年8月24日
日記は政教分離の在り方に直接触れていないが、小林氏本人が参列した儀式の所作や内容について、
費用も含めて手厳しい意見を記している。小林氏は昭和天皇死去後も宮中に仕えていた。
記載があるのは、即位の中心儀式「即位礼正殿の儀」が皇居・宮殿で催された90年11月12日。
陛下が儀式の際に立った高御座に、三種の神器の剣と勾玉に加え、
宗教色を抑えるために国の印の国璽と天皇の印の御璽を目立つ位置に置いたことに言及。
内閣法制局の幹部が「細かなくちばしを入れていた」と不快感を示し
「持ち込めば十分であって、目立たない所におくと(中略)目的が達成されないというのだろうが、
何と小心なることか」と私見をつづっている。
両陛下や皇族、出席した宮内庁職員の多くが古風な装束を身にまとっていたのに対し、
宮殿のデザインや当時の海部俊樹首相ら三権の長がえんび服だったことを「現代調」と表現。
「全くちぐはぐな舞台装置の中で演ぜられた古風な式典」と皮肉り、
全員が三権の長らと同じ洋装にすれば「数十億円の費用をかけることもなくて終わる」と指摘している。
平成の即位の礼や大嘗祭に関しては、政教分離を巡って各地で違憲訴訟が起こされ、
いずれも訴えは退けられたものの、両儀式への国費支出が「憲法の政教分離規定に反する疑いがある」と
違憲性を指摘した95年の大阪高裁判決が確定している。
大嘗祭は、新天皇即位後初めての五穀豊穣に感謝する新嘗祭。
来年10月22日に予定されている即位礼正殿の儀については、宮内庁が細部を検討中だが、
ある幹部は「一点の曇り(批判)もない儀式を行うと言うのは至難の業だ」と話している。
(日記の引用部分は基本的に原文のまま)

小林忍侍従日記

「天皇の稲作」と「皇后の養蚕」は、次代にどう引き継がれていくのか

現代ビジネス 2018.07.01
「天皇の稲作」と「皇后の養蚕」は、次代にどう引き継がれていくのか
畑中 章宏
田植えをする天皇、蚕を育てる皇后
天皇・皇后両陛下は、忙しいご公務の合間を縫って日本の伝統産業に取り組まれてきた。
天皇陛下が田植えをし、皇后陛下が蚕に餌をやるシーンは、メディアを通じて報道され、
国民に皇室への親しみをおぼえさせるとともに、農業や養蚕業に対する関心を持続させてきたのである。
5月25日、天皇陛下は、皇居内の生物学研究所脇にある水田で田植えをされた。
開襟シャツにズボン、長靴姿で水田に入り、種もみから育てたうるち米の
「ニホンマサリ」ともち米の「マンゲツモチ」の苗を1株ずつ植えられた。
秋には陛下の手で収穫も行われ、稲の一部は伊勢神宮に奉納されるほか、新嘗祭などの宮中祭祀に用いられる。
天皇陛下が田植えをした4日前の5月21日には、皇居内にある紅葉山御養蚕所で、
皇后陛下が、蚕に餌の桑の葉を与える「給桑(きゅうそう)」に取り組まれた。
木造2階建ての紅葉山御養蚕所は1914年に建てられ、現在も当時とほぼ同じ方法で養蚕が行われている。
皇后陛下はこの日、蚕に桑を与えた後、蚕が繭を作る器になる藁蔟(わらまぶし)を手で編まれた。
皇居では現在、3種類の蚕を12万~15万頭飼育し、皇后陛下は毎年5~6月ごろ、蚕の餌やりや繭の収穫などを行う。
繭からできた生糸は、正倉院宝物の修復などに使われる。

宮中養蚕は殖産興業のシンボルだった
天皇の稲作と皇后の養蚕の歴史を振り返ると、皇后が皇居で蚕を育て始めたことの方が、半世紀以上古い。
しかし、いずれも近代になってからのことだ。
宮中養蚕は1871年(明治4年)に、明治天皇の皇后美子 (昭憲皇太后)が要望し、
「その道の知識経験のあるものに聞くように」と促して、
渋沢栄一が回答したことに始まるという。
明治政府の高官には下級武士出身者が多く、養蚕にかんする知識があるのは、
武蔵国榛沢郡血洗島村(現在の埼玉県深谷市)生まれで当時大蔵大丞を務めていた
渋沢栄一しかいなかったためだと考えられている。
宮中養蚕が始まると、大蔵省はこれを記事にした新聞を買い上げ、各府県に配布した。
これも渋沢の発案だった可能性がある。
渋沢栄一は、官営「富岡製糸場」の設立にも尽力した。
明治政府は、重要な輸出品目として生糸の品質向上と需要の拡大のため、
リヨン近郊出身の技術者ポール・ブリュナーを招き、
1872年群馬県の富岡に官営の「富岡製糸場」を設けた。
この製糸場で、蒸気機関を動力に用い、25人分の繰糸機を12連備えるという最先端技術を誇った。
渋沢は富岡製糸場の設立に向けた計画や調整を行ない、設置主任としてかかわったのであった。
美子皇后が始めた宮中養蚕は、英照皇太后(孝明天皇妃)、貞明皇后(大正天皇妃)、
香淳皇后(昭和天皇妃)、そして美智子皇后へと引き継がれてきた。
1879年、英照皇太后は青山御所内に「御養蚕所」を新設して、養蚕を再開。
群馬県島村の養蚕技術者田島弥平の設計で、木造2階建て、1階は飼育室、
2階は蚕が繭をつくるための上蔟(じょうぞく)室だった。
隣には小さな蚕室も併設され、華族の子女が蚕の飼育を行なった。
その後も青山御所での養蚕は行なわれ、英照皇太后が崩御する前年、1896年まで続けられた。
1908年、皇太子妃節子(のちの貞明皇后)により、青山御所内御養蚕所での蚕の飼育が復活されることとなる。
節子は幼少のころから養蚕に関心があり、青山御所で、1912年までは皇太子妃として、
1913年からは皇后として「御親蚕」を行なった。
1914年には、本多岩次郎設計の御養蚕所が、皇居内紅葉山に新設された。
木造2階建てで、伝統的な蚕室と近代的設備を備え、本格的に養蚕が行なわれるようになった。
貞明皇后は戦後の1947年「大日本蚕糸会」の総裁に就任。蚕糸関係施設の視察や、
蚕糸関係者、養蚕農家を激励して各地をめぐった。
美智子皇后は、1988年に香淳皇后より養蚕を引き継いだのである。

昭和天皇が稲作を始めた“事情”
現在も、「皇后の養蚕」とともにつづけられている「天皇の稲作」は、皇后の養蚕より新しく、
1927年(昭和2年)に昭和天皇が、内大臣秘書官長や侍従次長兼皇后宮太夫などを務めた
河井弥八の発案により始められたものだった。
河井はのちに、大日本報徳社社長を務め、サツマイモ栽培や砂防林の普及運動に力を尽くし、
「サツマイモ博士」とあだ名された官僚・政治家である。
河井は、1926年7月23日、内大臣府秘書官長に就任。官長としての最初の大きな仕事は、
同年12月25日に崩御した大正天皇の大喪と昭和天皇の皇位継承の儀式だった。
1927年3月3日、侍従次長兼皇后宮大夫になった河井は即位したばかりの昭和天皇に、皇居での稲作を提案した。
この提案を受け入れ、赤坂離宮内苑菖蒲池のほとりの水田で、昭和天皇はお田植えをされたのである。
河井は日記に「聖上陛下御親ら田植を遊ばさる。真に恐懼(きょうく)とも歓喜とも名状し難き思あり」
と提案が実現した感動を記している。

天皇の稲作は、農業奨励や農民の苦労をしのぶために始められたといわれる。
しかし河井が、新天皇にも、皇后の養蚕のような日本産業を体現するシンボリックなふるまいが必要だ、
と考えていたとしても不思議ではない。
じつは昭和初年頃には、米の生産高は明治10年代の2倍以上に増加したものの、
幕末の3倍近くにまでなった人口増加のため、日本は深刻な米不足に陥り、
朝鮮や台湾からの米の移入で不足分をまかなっていたのである。
河井が発案した天皇の稲作が効果を上げたわけでもないだろうが、1930年は大豊作となる。
しかし、世界恐慌によって生糸の対米輸出が激減し、生糸価格が暴落。
これを引き金にほかの農作物の価格も次々と崩落する。
大豊作だった米価も暴落し、日本の歴史上初めての「豊作飢饉」が起こる。
米と繭で成り立っていた日本の農村は、収入源を絶たれてしまったのだ。
翌1931年には一転して東北地方、北海道は冷害による大凶作にみまわれ、
欠食児童や女子の身売りが横行する事態となった。

新しい産業に手を染めていただきたい
宮内庁によると、宮中養蚕は、2019年4月の天皇陛下の退位後は新皇后となる雅子さまが養蚕を継承されるという。
今月13日には皇后陛下が天皇陛下とともに皇太子ご一家を御養蚕所に案内された。
2019年は即位関連の儀式が相次ぐため、雅子妃による本格的な養蚕は2020年からになるとみられる。
一方、天皇の稲作は、今上陛下にとっては今年が最後のお田植えとなり、
陛下の譲位後は新天皇となる皇太子が引き継がれる見込みである。
なお、天皇の稲作と皇后の養蚕は「ご公務」ではない。
また、稲作によってできた米が新嘗祭に使われるものの「宮中祭祀」でもない。
宮内庁のホームページの「天皇皇后両陛下のご活動」によると、
ふたつとも「伝統文化の継承」に位置づけられている。
しかし、ここまで見てきたように天皇の稲作と皇后の養蚕は、近代日本の殖産興業としての側面が強かった。
だとすれば次代の天皇皇后には、21世紀の日本を象徴する産業にも手を染めていただきたいものである。
これからの日本を支える産業のひとつは、なんと言っても情報通信産業だろう。
そこで思い浮かぶのは、天皇皇后がスマホを使いTwitterやFacebook、
あるいはInstagramで日々の暮らしやご活動、思いやお姿を発信する未来だ。
日本の皇室とも関係が深い英国王室は、インターネットをさかんに活用している。
ロイヤル・ファミリーは、ソーシャルメディアに積極的に取り組み、さまざまな発信を行っている。
天皇皇后ご自身が、インターネットをとおして発信する思慮深いお言葉や慎みのあるお姿は、
日本人はもちろん、世界中の人々に届くに違いない。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/56263

譲位まで1年

2018.4.29 21:21
【譲位まで1年】大嘗祭、饗宴の儀の規模は 宮内庁、準備にヤキモキ
代替わりの儀式について、政府は今秋をめどに発足させる「式典委員会(仮称)」で規模などを議論する。
考え方や内容は前例を踏襲する方針だが、平成当初に比べ人件費などが高騰しており、
宮内庁は「大嘗祭(だいじょうさい)」の舞台となる大嘗宮(きゅう)について
「前回並みの予算でも同規模は難しい」との見方を示す。
国事行為の祝宴「饗宴の儀」も、天皇、皇后となられる皇太子ご夫妻の負担軽減から規模縮小が検討される。
宮内庁では早期の方針決定を望む声が上がっている。

■人件費1・7倍に
宮内庁が抱える懸案の一つは大嘗祭の規模だ。
新天皇が即位後初めて執り行われる新嘗祭(にいなめさい)であり、一世一代の重要儀式にあたる。
儀式の舞台となる「大嘗宮」は大嘗祭のためだけに新設され、儀式後は撤去される。
平成の代替わりでは設営関係費に約14億5千万円が計上された。
宮内庁を悩ませるのは、大嘗宮の建設にかかる資材費や人件費の高騰だ。
東京五輪関連施設の建設も進む中、人件費は平成当初の約1・7倍。
「仮に予算が平成と同額なら、大嘗宮の大きさは計算上3、4割削らないとできない。
同規模とするなら材質を下げるしかない」と担当者。
一方、宮内庁幹部は「伝統を重んじれば粗末な材質でいいとはならない。
節約に知恵を出すのは当然だが、頭の痛い問題」と打ち明ける。
「今年度末までに設計図を作製しないと間に合わない」という声もあり、庁内には焦燥感が募っている。
■招待客線引きは
国事行為の祝宴「饗宴の儀」では、招待客の縮小が課題となりそうだ。前回、政府は国内外から約3千人を招待。
祝宴は4日間連続計7回に及んだが、宮内庁幹部は「同じ日に昼食会と晩餐(ばんさん)会が重なる日が続き、
天皇、皇后両陛下のご負担は大きかった」と語る。
焦点となるのは、各省庁が推薦する招待客の選別だ。平成では7回のうち、外国の賓客が招かれたのは2回のみ。
5回は三権の長や閣僚、国会議員や知事らに加え、各省庁が推薦する国内の民間関係者約1400人が招かれた。
国際親善の公平性から、外国賓客を減らすことは考えにくく、国内の招待客を見直す必要性が浮上している。
宮内庁幹部は「国内招待者は国民の代表で、政治や行政だけに偏ってもいけない。
各省庁がどう調整するかが課題」と話す。
http://www.sankei.com/life/news/180429/lif1804290038-n1.html

2018.4.30 08:00
【譲位まで1年】皇太子さまの一部ご公務、天皇即位後も継続 宮内庁検討
来年5月1日に即位を控えた皇太子さまが担う公務の一部について、
即位後も継続される方向で調整が進められていることが29日、
宮内庁関係者への取材で分かった。皇嗣となられる秋篠宮さまの負担増を背景に、
皇太子さまにゆかりの深いご公務を「新天皇」として持ち上がる形となる。30日で天皇陛下の譲位まであと1年。
宮内庁は行事臨席の意義などを踏まえた公務の整理・統合も視野に入れ、
5月の大型連休以降、皇室が担う公務全体の在り方の検討を本格化させる。
宮内庁によると陛下は譲位後、象徴としてのすべての公務を皇太子さまに引き継ぐ意向を示されている。
皇太子さまは即位後にこれらの公務を、皇位継承順位1位の皇嗣となる秋篠宮さまが
皇太子さまの公務を、それぞれ受け継がれるが、
秋篠宮さまが現在、担っている公務の譲り先が限定されることから具体的な分担方法が課題となっている。
皇太子さまの公務は現在、「献血運動推進全国大会」や「全国障害者スポーツ大会」など
「7大行啓」と呼ばれる行事へのご出席を中心に多岐にわたる。
宮内庁関係者によると、このうち「全国農業担い手サミット」や「国民文化祭」など、
皇太子さまが深く関わる公務は継続してのご臨席を検討している。
皇太子ご夫妻のご結婚を記念し、平成6年から始まった「国際青年交流会議」など、
ゆかりのある行事も含まれる。
陛下が皇太子時代、前身の行事から参加されてきた「全国豊かな海づくり大会」を
即位後も持ち上がる形としたことも参考にする。
一方、すでに年間300以上の公務をこなしている秋篠宮さまの一部公務は、
秋篠宮妃紀子さまをはじめとするご家族に引き継がれる見通しだが、
「他の宮家へ分担することは難しく、限界がある」(宮内庁関係者)とされる。
このため宮内庁では、現在、皇室が担っている趣旨が似た複数行事への臨席を、一定数に絞る方向で調整する。
具体的には緑化に関係した行事などが俎上(そじょう)に載る見通し。
宮内庁は代替わりを機に、両陛下のほか、皇族方が臨席される各行事について
(1)式典でのお言葉をなくす(2)毎年、臨席している行事を、節目の年に限定する
(3)臨席時間を短縮する-ことなども合わせ、皇室全体の負担軽減を模索する方向だ。
宮内庁関係者は「公平性、各行事への皇族方ご臨席の役割、
行われる時期などを踏まえた整理が必要」としており、
今後、宮内庁が大枠を定めたうえで、陛下、皇太子さま、秋篠宮さまのご意見を聞きながら詳細を詰める。
http://www.sankei.com/life/news/180430/lif1804300010-n1.html

譲位と即位 政府基本方針

2018.3.30 23:38
【天皇陛下譲位】即位礼正殿の儀は来年10月22日 
11月14~15日に「大嘗宮の儀」と宮内庁正式表明 政府基本方針

政府は30日、平成31年の天皇陛下の譲位と皇太子さまの即位に伴う式典の
準備委員会の第3回会合を首相官邸で開き、基本方針を決定した。
陛下の譲位という事実を広く国民に明らかにし、
最後に国民の代表に会われるための式典「退位礼正殿の儀」は同年4月30日に開催する。
5月1日の新天皇の即位を国内外に示す主要儀式「即位礼正殿の儀」は10月22日に行う。
いずれも国事行為として開催する。
基本方針は各式典の考え方について「憲法の趣旨に沿い、かつ皇室の伝統等を尊重したものとする」
「平成のお代替わりに伴い行われた式典は、現行憲法下において
十分な検討が行われた上で挙行されたものであることから、
今回の各式典についても、基本的な考え方や内容を踏襲されるべきものである」と明記した。
宮内庁の西村泰彦次長は30日、「大嘗祭」をめぐり中心的儀式「大嘗宮の儀」を
11月14日から15日にかけて行う方針を正式に明らかにした。
大嘗祭は新天皇が即位後に最初に行う新嘗祭で、皇位継承において最も重要な儀式。
政府は基本方針のうち国事行為に関わる内容を近く閣議決定する。
大嘗祭に関する部分については、皇室行事であることから閣議での口頭了解となる。
政府は各式典の大綱などの決定に向け、首相を委員長とする「式典委員会(仮称)」を今秋をめどに設置する。
省庁間の連絡や調整を円滑に行うため、内閣府に官房長官を本部長とする「式典実施連絡本部(仮称)」も設置する。
基本方針では、新天皇の即位を受け、秋篠宮さまが皇位継承順位1位の「皇嗣」となられたことを
国内に広く明らかにする儀式「立皇嗣の礼」を32年に国事行為として開催するとした。
31年5月1日には、即位に伴い天皇の印「御璽」、国の印章「国璽」などを引き継ぐ「剣璽等承継の儀」と、
新天皇として初めて三権の長らと会われる「即位後朝見の儀」が行われる。
国民に即位を披露する「祝賀御列の儀」(パレード)は10月22日の即位礼正殿の儀終了後に行われる。
http://www.sankei.com/life/news/180330/lif1803300043-n1.html

2018.3.31 00:06
【天皇陛下譲位】譲位と即位 政府基本方針全文

天皇陛下の譲位(退位)と皇太子さまの新天皇即位に伴う儀式の在り方をめぐり、
政府が定めた基本方針の全文は次の通り。

天皇陛下のご退位および皇太子殿下のご即位に伴う式典の挙行に係る基本方針
天皇陛下のご退位および皇太子殿下のご即位に伴う式典準備委員会は、
天皇陛下のご退位および皇太子殿下のご即位が、国民の祝福の中でつつがなく行われるよう、
関連する式典の準備を総合的かつ計画的に進めるための基本方針を下記の通り取りまとめた。
今後、第1から第5までについては閣議決定を、第6については閣議口頭了解を行い、
政府を挙げて万全の準備を進めることとする。

第1 各式典の挙行に係る基本的な考え方について
各式典の挙行については、次の基本的な考え方に基づき、準備を進めることとする。
 1 各式典は、憲法の趣旨に沿い、かつ、皇室の伝統などを尊重したものとすること
 2 平成のお代替わりに伴い行われた式典は、現行憲法下において
十分な検討が行われた上で挙行されたものであることから、
今回の各式典についても、基本的な考え方や内容は踏襲されるべきものであること

第2 各式典の挙行に係る体制について
各式典の円滑な実施が図られるよう、平成30年秋を目途とし、各式典の大綱などを決定するため、
内閣に、首相を委員長とする「天皇陛下の御退位及び皇太子殿下の御即位に伴う式典委員会(仮称)」
(以下「委員会」という。)を設置するとともに、
各府省の連絡を円滑に行うため、内閣府に、官房長官を本部長とする
「天皇陛下の御退位及び皇太子殿下の御即位に伴う式典実施連絡本部(仮称)」
(以下「連絡本部」という。)を設置し、各式典に係る事務は、
委員会および連絡本部の統括の下に行うものとする。

第3 天皇陛下御在位30年記念式典について
(1)天皇陛下ご在位30年を記念し、国民こぞってこれを祝うため、天皇陛下御在位30年記念式典を行う。
(2)天皇陛下御在位30年記念式典は、平成31年2月24日に、内閣の行う行事として、国立劇場において行う。
(3)式典の事務は、内閣府が行う。

第4 天皇陛下のご退位に伴う式典について
天皇陛下のご退位に際しては、「退位の礼」として次の通り退位礼正殿の儀を行う。
(1)天皇陛下のご退位を広く国民に明らかにするとともに、
天皇陛下がご退位前に最後に国民の代表に会われる儀式として、退位礼正殿の儀を行う。
(2)退位礼正殿の儀は、天皇陛下のご退位の日となる平成31年4月30日に、
国事行為である国の儀式として、宮中において行う。
(3)儀式の事務は、宮内庁が行う。

第5 皇太子殿下のご即位に伴う式典について
皇太子殿下のご即位に際しては、「即位の礼」として1から5までに掲げる儀式および6に掲げる行事を行うとともに、
文仁親王殿下が皇嗣となられることに伴い、7に掲げる儀式を行う。
1 剣璽(けんじ)等承継の儀
(1)ご即位に伴い剣璽などを承継される儀式として、剣璽等承継の儀を行う。
(2)剣璽等承継の儀は、皇太子殿下のご即位の日(5月1日)に、国事行為である国の儀式として、宮中において行う。
(3)儀式の事務は、宮内庁が行う。

2 即位後朝見の儀
(1)ご即位後初めて国民の代表に会われる儀式として、即位後朝見の儀を行う。
(2)即位後朝見の儀は、剣璽等承継の儀後同日に、国事行為である国の儀式として、宮中において行う。
(3)儀式の事務は、宮内庁が行う。

3 即位礼正殿の儀
(1)ご即位を公に宣明されるとともに、そのご即位を内外の代表がことほぐ儀式として、即位礼正殿の儀を行う。
(2)即位礼正殿の儀は、ご即位の年の10月22日に、国事行為である国の儀式として、宮中において行う。
(3)儀式の事務は、内閣府が行う。

4 祝賀御列の儀
(1)即位礼正殿の儀終了後、広く国民にご即位を披露され、
祝福を受けられるための御列として、祝賀御列の儀を行う。
(2)祝賀御列の儀は、即位礼正殿の儀後同日に、国事行為である国の儀式として、
宮殿から皇太子殿下のご在所までの間において行う。
(3)儀式の事務は、内閣府が行う。

5 饗宴(きょうえん)の儀
(1)ご即位を披露され、祝福を受けられるための供宴として、饗宴の儀を行う。
(2)饗宴の儀は、国事行為である国の儀式として、宮中において行う。
(3)儀式の事務は、内閣府が行う。

6 首相夫妻主催晩餐(ばんさん)会
(1)即位礼正殿の儀に参列するため外国から来日いただいた外国元首・祝賀使節らに日本の伝統文化を披露し、
日本の伝統文化への理解を深めていただくとともに、来日に謝意を表するための晩餐会として、
首相夫妻主催晩餐会を行う。
(2)晩餐会は、即位礼正殿の儀の翌日に、内閣の行う行事として、東京都内において行う。
(3)晩餐会の事務は、内閣府が行う。

7 立皇嗣の礼
(1)文仁親王殿下が皇嗣となられたことを広く国民に明らかにする儀式として、立皇嗣の礼を行う。
(2)立皇嗣の礼は、皇太子殿下がご即位された年の翌年に、国事行為である国の儀式として、宮中において行う。
(3)儀式の事務は、宮内庁が行う。

第6 大嘗祭(だいじょうさい)の挙行について
大嘗祭の挙行については、「『即位の礼』・大嘗祭の挙行等について」
(平成元年12月21日閣議口頭了解)における整理を踏襲し、
今後、宮内庁において、遺漏のないよう準備を進めるものとする。
http://www.sankei.com/life/news/180331/lif1803310006-n1.html