上皇さまもお気に召した? ネジチョコ、海外販売拡大へ

上皇さまもお気に召した? ネジチョコ、海外販売拡大へ
2020年2月14日 11時30分
鉄の都・北九州市で、ネジを模したチョコレートが人気だ。
本物のネジのように締めたり、外したりできる。上皇さま、上皇后さまもお気に召したとか――。
ネジチョコが生まれたきっかけは2015年。北九州市の官営八幡製鉄所の関連施設が世界文化遺産に登録され、
通信サービス会社の社長で菓子店を運営する吉武太志さんが
「鉄の街、ものづくりの街、世界遺産のある街を表現できる土産を」と、
ボルトとナットの形をしたチョコレートを考案した。
3Dプリンターを使い、金型より早く、安く商品化に成功。翌16年2月から売り出したが、
手作りだったため、最初は1日数百個しか作れなかった。
実際に締めたり、外したりできることもあり、SNSで人気に火がつき、ネジチョコはすぐに品薄になったという。
設備を増強して、生産量を1日1万個まで増やしたが、さらに生産を増やすため、北九州市小倉南区の新工場に移った。
人員は同じ規模だが、自動化を進めたことで1日3万個まで作れるようになったという。
今年1月17日にあった新工場稼働のお披露目式で、吉武さんは上皇さまにまつわるエピソードを明かした。
17年秋、吉武社長の部下の携帯に夜中、宮内庁の職員から電話が入った。
当時、天皇、皇后として北九州市を訪れていた上皇ご夫妻がネジチョコを見て、
「(15個入りを)2セット分ほしい」と話されたという。
吉武社長は「悠仁さまのお土産にされたのか、陛下がお口にされたのか。想像が膨らみます」と話した。
通販用サイト(http://grandazur.buyshop.jp/別ウインドウで開きます)も立ち上げ、
今後はアメリカと中国を中心に海外で販売を拡大したい考え。旧工場で1億5千万円だった年間売り上げを、
3年以内に5億円、うち1億円は海外で販売する計画という。
15個入りで税込み1404円。吉武さんは「ネジチョコを通じて北九州を元気にしたい」と話す。(井石栄司)
https://www.asahi.com/articles/ASN2F7KT6N1KTIPE00F.html