ヘンリー王子夫妻、「高位」王族引退を発表

ヘンリー王子夫妻、「高位」王族引退を発表
2020年01月09日08時25分

【ロンドンAFP=時事】英国のヘンリー王子とメーガン妃は8日、高位王族の地位から退き、
北米で過ごす時間を増やすとの電撃発表を行った。
ヘンリー王子夫妻はバッキンガム宮殿を通じ出した声明で、
「『高位』王族としての地位から身を引き、経済的独立に向けて取り組むと同時に、
引き続き女王陛下を全面的に支援する」と表明。
さらに「数か月にわる熟考と内部協議の末、私たちは本年を、
この機関における進歩的で新しい役割を切り開いていくための移行期に充てることを決めた」とし、
「私たちは英国と北米での時間のバランスを取る予定だ」と述べた。
王子夫妻の発表は、他の王室メンバーにとって寝耳に水だったようだ。
エリザベス女王の報道官は短い声明を出し、王子夫妻との協議は「初期段階」にあると説明。
「われわれは2人が異なったやり方を望んでいることは理解しているものの、
これは時間を要する複雑な問題だ」と表明した。
高位王族の役割は公式には定められていないが、一般的には王位に近い存在で、
王に代わって公務を頻繁に行うものと考えられている。
昨年は英王室にとって波乱の1年となり、ヘンリー王子夫妻は王族としてのプレッシャーや
家族関係に生じた溝といった問題に苦慮してきた。
王子夫妻は、2018年の挙式と昨年5月の長男アーチーちゃん誕生後、
メディア攻勢による圧力に悩んでいると告白。
昨年のクリスマス休暇はエリザベス女王ら王室メンバーではなく、
カナダでメーガン妃の母ドリア・ラグランドさんと共に過ごすと発表した。
【翻訳編集AFPBBNews】
〔AFP=時事〕
https://www.jiji.com/jc/article?k=20200109039565a&g=afp


ハリー王子「セミリタイア宣言」、日本の皇室でも可能?
下司佳代子=ロンドン、中田絢子、江戸川夏樹
2020年1月11日 4時50分

王室の主要メンバーから身を引き、北米でも暮らしたい――。
英国のハリー王子(35)とメーガン妃(38)の「セミリタイア宣言」が世界中を駆け巡った。
どういうことなのか。
夫妻がインスタグラムで発表すると、英メディアは次々に疑問を投げかけた。
「北米での住まいや警備はどう確保するのか」「どうやって生計を立てるのか」……。
夫妻は北米と行き来しながら公務は続けつつ、「財政的な自立をめざす」とも宣言。
2人の年間収入は少なくとも200万ポンド(約2億8千万円)にのぼるとみられ、
5%は国民の税金を原資とするエリザベス女王の基金から、
残りの95%は広大な所有地のテナント収入などがあるチャールズ皇太子から受け取っている。
今後は女王の基金の分は受け取らず、王室以外で働くこともできるとしている。
夫妻は昨年、サセックス公爵・公爵夫人という自らの爵位にちなんだ「サセックス ロイヤル」を商標登録した。
登録分野は文房具から洋服、教育まで幅広い。英紙テレグラフは王室財政に詳しい作家の話として、
「王室の生活に金もうけを結びつけるのは有毒。うまくいかないだろう」と指摘した。
王室の立場を利用したビジネスを始めたら、批判が出そうだ。
(中略)
メディアに追われるのは日本の皇室も同じ。日本でも皇族の「引退」はありえるのか。
皇室典範の規定では、皇室で生まれた女性皇族や天皇から血縁の遠い男性皇族は15歳以上になると、
皇族や三権の長らでつくる皇室会議で認められれば、自らの意思で皇族の身分を離れることができる。
ルール上は、愛子さまや眞子さまも皇族を「やめる」ことが可能だ。

皇族の身分のまま、公務を減らす「セミ引退」もできる。
憲法に天皇の務めは定められているが、ほかの皇族の公務については規定がなく、
公務の内容や量は宮内庁と皇族方が体調面などを考慮して決められるからだ。
年数百件の公務に取り組む人がいる一方で、
宮内庁が公表する1週間から10日ほどの日程表に公務の記載が1件もない人もいる。
皇族には警察の護衛がつき、日本の皇室予算は税金で賄われる。
金品の授受にも制約があり、選挙権もない。
特殊な立場に制約を感じる人もいて、1982年には故・三笠宮寛仁さまが社会活動に専念したいとして、
皇籍離脱の意思表示をしたこともあった。
https://www.asahi.com/articles/ASN1B3SMWN1BUTIL013.html

ウィリアム、ヘンリー両王子が共同声明 兄弟関係めぐる「作り話」を一蹴
2020年1月13日 22:22 発信地:ロンドン/英国 [ 英国 ヨーロッパ ]
【AFP=時事】(更新)英国のウィリアム王子(Prince William)とヘンリー王子(Prince Harry)は13日、
兄弟関係について臆測する「作り話」を一蹴する共同声明を発表した。
ヘンリー王子の将来をめぐって王室の主要メンバーが協議を行うに当たり、兄弟が異例の共同戦線を張った形だ。
英高級朝刊紙タイムズ(Times)は匿名の「内部関係者」の話として、
ヘンリー王子と妻のメーガン妃(Meghan, Duchess of Sussex)が、
夫妻がウィリアム王子からの脅迫的態度とみなすものによって「追い払われた」と感じていると伝えた。
一方で同紙は「この主張には、ケンブリッジ公(Duke of Cambridge、ウィリアム王子)夫妻に近い複数の情報元、
またヘンリー王子に近い一部の情報元も強く異議を唱えている」として注意を促している。
記事を受けて両王子は「明確な否定にもかかわらず、英紙にきょう、
サセックス公(Duke of Sussex、ヘンリー王子)とケンブリッジ公の関係について臆測する作り話が掲載された」と指摘。
「精神面での健康をめぐる問題について深く気遣う兄弟にとって、
このように扇動的な言葉を用いることは侮辱的で害悪になり得る」と述べた。
(c)AFP
https://www.afpbb.com/articles/-/3263297

ヘンリー王子夫妻、称号返上へ 公務引退、公金もなし―英王室
2020年01月19日09時03分
【ロンドン時事】英王室は18日、声明を出し、ヘンリー王子夫妻が今春から王室の公務を行わず、
王族の称号「ロイヤルハイネス」(殿下・妃殿下)を使用しないことになったと発表した。
公金も受け取らない。王室から離れたいと「引退宣言」した夫妻の意向が認められた形だ。
チャールズ皇太子と故ダイアナ元皇太子妃の次男であるヘンリー王子は王位継承順位第6位。
「シニアロイヤル」と呼ばれる主要王族が、王室を事実上「離脱」する異例の事態となり、
長い伝統を誇る英王室は大きな転換点を迎えた。
声明によると、夫妻はエリザベス女王の代理として公務を行わない。
ロンドン近郊ウィンザーの自宅改修のために使われた公金240万ポンド(約3億4400万円)も返金する意向。
夫妻は英国とカナダを行き来して生活するが、ウィンザーの自宅は英国滞在時の拠点として所有を続ける。
ただ、今後の夫妻一家の身辺警護をどう手配するかや、費用を誰が負担するかは明らかになっていない。
女王も18日声明を出し、「私の孫とその家族が前へ進む、
建設的で協力的な道を共に見つけられたことを喜ばしく思う」と表明。
夫妻がメディアから過度な注目を受け、困難を経験してきたと強調し、
「より干渉を受けない人生を求める彼らの望みを支持する」と述べた。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020011900094&g=int

英 ハリー王子「女王に仕え続けたいと望んだが かなわず」
2020年1月20日 10時55分
イギリス王室のハリー王子は、この春以降、公務から退くとの王室の発表後、
初めて公の場で発言し「女王に仕え続けたいと望んだが、かなわなかった」と述べ、
王室のメンバーとして一定の役割を担いたいという意向が受け入れられなかったことへの
複雑な思いを明かしました。
イギリス王室は18日、ハリー王子夫妻がこの春以降、公務から退き、王室の称号も失うと発表しました。
ハリー王子は19日、ロンドンで今回の発表のあと、初めて公の場で発言し
「長い時間をかけて話し合ってきたが、ほかに選択肢はなかった」と述べました。
そして「女王に仕え続けたいと望んだが残念ながら、かなわなかった。とても悲しいことだ」などと述べ、
王室のメンバーとして一定の役割を担いたいという意向が受け入れられなかったことへの
複雑な思いを明かしました。
イギリスメディアは、エリザベス女王が、過熱する一部メディアの報道から離れ、
平穏な生活を望む2人の思いに理解を示す一方で、一定の公務には携わりたいという意向については、
厳格な対応をしたなどと伝えています。
ハリー王子は、公務から退くことで自分自身が変わるわけではないとして、
今後も個人的に、さまざまな支援活動を続けていく意向を示しました。
イギリスでは、夫妻が公務から退くのは事実上、王室からの離脱だなどと報じられていて、
王室の今後の在り方なども含め、大きな議論となっています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200120/k10012251681000.html