皇太子ご夫妻の成婚記念肖像切手の制作裏話

皇室切手
平凡社・2005年 内藤陽介
皇太子ご夫妻の成婚記念肖像切手の制作裏話

成婚からずいぶん遅れて10月13日発行になった理由
あくまで真偽不明としながら、
「皇太子妃の肖像について政府内部ならびに関係筋からさまざまなクレームがつけられた」

彫刻凹版の試し刷りに対して、顔のしわが多すぎるとクレーム
グラビアで作り直したら目の大きさにクレーム
その他にも細かなクレームが相次いだ

「クレームをつけた側はこうした印刷についての基本的な知識をもたず、
皇太子妃の“(当時)二十九歳”という年齢と顔の小じわの関係にヒステリックに反応したようだ。」
「リアルタイムで放映されるテレビの映像などを見ていればすぐにわかることだが、
皇太子妃は左右の目の大きさに若干の差がある。
そのこと自体は彼女の人間性を否定するものでもなんでもないし、
むしろ容姿のひとつの特色として魅力的に感じる人もあるかもしれないのだが、クレームをつけた側は、
「完全であるべき皇太子妃の顔の欠点を強調することは許容できない」と考えたようだ。」




週刊文春2014年1月2・9日新年特大号
皇太子さまと雅子さまのご成婚時にも記念切手は作られたのですが、
関係筋から雅子様のしわや目の大きさについてクレームがついた。
印刷の版式も凸版からグラビアに変えたりしたので、結局ご成婚には間に合いませんでした」
(切手の博物館元副部長 内藤陽介氏)