秋篠宮両殿下ブラジルご訪問

秋篠宮ご夫妻ブラジル入り 外交関係樹立120周年
2015/10/28 18:44【共同通信】
【サンパウロ共同】秋篠宮ご夫妻は28日、
日本とブラジルの外交関係樹立120周年を祝う記念行事などに出席するため
ブラジルの最大都市サンパウロに到着された。
11月8日までブラジル各地を訪問し、日系人と懇談したり、ブラジルの要人と面会したりする。
日系人が多いサンパウロでは、日系の開拓者をしのんで
1975年に建立された「開拓先没者慰霊碑」に献花するほか、ブラジル日本移民史料館を訪ねる。
首都ブラジリアでは連邦議会主催の記念式典に臨席し、ルセフ大統領を表敬訪問する。
リオデジャネイロでは、120周年記念事業として改修されたリオ植物園内の日本庭園を訪問する。
http://www.47news.jp/CN/201510/CN2015102801001651.html

日系社会に「深い敬意」=秋篠宮ご夫妻が歓迎行事出席-ブラジル
【サンパウロ時事】日本との外交樹立120周年に合わせ、ブラジルを公式訪問中の秋篠宮ご夫妻は
28日夕(日本時間29日未明)、サンパウロで日本移民や日系人約1200人が参加した歓迎行事に出席された。
秋篠宮さまはあいさつで、移民の苦難の歴史や190万人に上る日系社会の活躍に触れ、
「困難を乗り越えて来られた方々に深い敬意を表します」と述べた。
会場を訪れた連邦下院議員で日系2世のケイコ・オオタ氏(65)は
「両親から皇室への敬意を聞かされ育った。お目に掛かれて感激した」と話した。
ご夫妻はこれに先立ち、日本移民の慰霊碑に供花し、日本移民史料館を視察した。
ご夫妻は27日に日本を出発し、サンパウロに28日朝到着。
秋篠宮さまのブラジル訪問は1988年以来2度目で、同妃紀子さまは初めて。(2015/10/29-08:43)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201510/2015102900160&g=soc

秋篠宮ご夫妻、サンパウロ到着 国交樹立120周年行事
サンパウロ=島康彦、田村剛
2015年10月29日11時17分
日本とブラジルの外交関係樹立120周年の記念行事などに出席する秋篠宮ご夫妻は28日、サンパウロに到着した。
11月10日までの日程でブラジリアやリオデジャネイロなど10都市を回る。
秋篠宮さまは日本人の移住80周年の1988年以来2回目のブラジル訪問で、紀子さまは初めて。
ご夫妻は28日午後、イビラプエラ公園を訪問。開拓移住者を供養する「開拓先没者慰霊碑」に供花をし、一礼した。
公園はブラジル人の憩いの場で、地元の小中学生など多くの日系人が両国の小旗を手に出迎えた。
28日夕方には、文化福祉協会ビルで、日系人による歓迎行事に出席。
秋篠宮さまは「若い世代の皆さまがこれからも両国の友好の懸け橋として
活躍されることを心から願っております」と述べた。
日本とブラジルが修好通商航海条約を結んだのは1895年。
外交樹立から120年の節目にあたる今年はブラジル各地で様々な記念行事が催され、
その数は1年間で約450に上る。
2月にはサンパウロのカーニバルで、青森県五所川原市から贈られた「立佞武多(たちねぷた)」の山車がパレード。
9月にはサンパウロで長野市の花火師らがブラジル製花火4500発を打ち上げ、約1万人が集まった。
12月にはルセフ大統領の訪日も予定される。
なかでも、秋篠宮ご夫妻のブラジル訪問は最大のイベント。
160万人以上の日系社会があるブラジルでは、高齢化した1世を中心に皇室人気は現在も根強い。
訪問先には地元メディアも多数駆けつけ、関心の高さをうかがわせた。
日系社会では5世や6世が誕生し、日本語を知らない世代も増え続けている。
だが、日系社会の代表的な団体・ブラジル日本文化福祉協会の呉屋春美会長は
「皇室のご訪問で、若い世代も含め日系人が一つになったと感じる」と語った。
http://www.asahi.com/articles/ASHBX6QVLHBXUTIL05H.html

秋篠宮ご夫妻、日系老人ホームを訪問 サンパウロ
サンパウロ=島康彦2015年10月30日10時48分
ブラジルを訪問中の秋篠宮ご夫妻は29日午前(日本時間同日夜)、
サンパウロ郊外にある日系老人ホーム「憩(いこい)の園(その)」を訪れ、日系人のお年寄りと触れ合った。
同園の設立はブラジルへの移民50周年にあたる1958年。
日本語しか話せず、身寄りのない高齢の移民者たちを受け入れてきた。
71人の在園者中、50人が日系1世、21人が2世で大半が85歳以上という。
秋篠宮ご夫妻はお年寄りたちの拍手で迎えられた後、二手に分かれて一人ひとりに声をかけてまわった。
秋篠宮さまはしゃがんで車椅子の男性と懇談。
男性から「日本から来たの?」と尋ねられ、笑顔で握手を交わした。
東京都出身の日系1世の森井園子さん(89)は紀子さまに花束を渡すと、感極まった表情で目頭を押さえていた。
同園によると、懇談を終えたお年寄りはとても喜んでいた様子で、笑顔が増えた。
ご夫妻は同園側に「どうぞこれからも在園者のみなさまをよろしくお願いします」と伝え、
日本の童話や紀子さまが翻訳した絵本を贈ったという。(サンパウロ=島康彦)
http://www.asahi.com/articles/ASHBY5G44HBYUTIL03C.html

読売新聞2015年10月30日
日系移民の慰霊碑に献花
秋篠宮ご夫妻、ブラジルで
サンパウロ=沖村豪
国交樹立120周年にあたり、ブラジルをご訪問中の秋篠宮ご夫妻は28日午後、(日本時間29日午前)、
サンパウロ市内の日系人関連施設に足を運ばれた。
ご夫妻はまず、イビラプエラ講演で、「開拓先没者慰霊碑」に献花された。
続いて、日系移民が1954年に建設し、サンパウロ市に寄贈した日本建築「日本館」を視察。
関係者に「きれいに管理していただき、ありがとうございます」と礼を述べられたという。
日系社会の中核組織「ブラジル日本文化福祉協会」では、歓迎行事が開かれ、
約1200人の参加者が拍手でご夫妻を迎えた。
秋篠宮さまは、この日の慰霊で、107年に及ぶ移民の歴史や、
困難を乗り越えてきた人々を思いながら献花したと報告。
さらに、「私と同年代の方が日系社会の中核となり、
ブラジル社会の発展に貢献していることをとてもうれしく思います」と述べられた。

秋篠宮ご夫妻 ブラジルで記念式典に出席
2015年11月6日 02:42
ブラジルを訪問中の秋篠宮ご夫妻が、日本との外交関係樹立120周年の記念式典に出席された。
秋篠宮ご夫妻は、先月27日に日本を出発し、ブラジルを公式訪問されている。
ご夫妻は首都ブラジリアに到着し、5日、ブラジル連邦議会で行われた日本とブラジルの
外交関係樹立120周年記念式典に出席された。
秋篠宮さまは、「双方向の交流促進により、今後日本とブラジルとの絆がさらに強まることとなりましょう」と述べられた。
ご夫妻は6日にルセフ大統領を表敬訪問した後、リオデジャネイロに移動し、
日系社会・在留邦人による歓迎行事などに出席される。
10日、帰国される予定。
http://www.news24.jp/articles/2015/11/06/07314159.html

秋篠宮さま、日系人の労ねぎらう
2015年11月6日
【ブラジリア共同】日本とブラジルの外交関係樹立120周年を祝う記念行事出席のため
ブラジルを訪問している秋篠宮ご夫妻は5日、
首都ブラジリアの日本大使公邸で開かれた日系社会の歓迎行事に出席し、
日系移民について「ブラジル社会で高い評価と信頼を築いてこられた」と労をねぎらわれた。
地元日系人の代表は「両殿下のご活躍を映像で拝見しています。
自然災害の被災地で温かいお言葉で犠牲者を励まされているお姿に深く感銘を受けています」と歓迎。
秋篠宮さまは「ブラジルの日系社会の皆様は日本に居住するブラジル人とともに
両国の懸け橋として大切な方々です」と述べた。
http://www.daily.co.jp/society/national/2015/11/06/0008542794.shtml

秋篠宮ご夫妻 ブラジル政府主催の昼食会出席
11月7日 6時46分
ブラジルを公式訪問中の秋篠宮ご夫妻は、日本との外交関係樹立120周年を記念する昼食会に出席されました。
秋篠宮ご夫妻は、現地時間の6日午後、首都ブラジリアで開かれた日本との
外交関係樹立120周年を記念するブラジル政府主催の昼食会に臨まれました。
昼食会にはブラジル政府の関係者らおよそ40人が出席し、はじめにビエイラ外務大臣が歓迎のスピーチを行いました。
続いて秋篠宮さまがあいさつに立ち、「ブラジルの日系社会は世界最大の規模となり、
多くの日系人が各界において確固たる地位を得て、活躍しています」と述べられました。
そして、日本でもブラジル国民が活躍していると述べたうえで、
「双方向の交流が、両国国民の相互理解および関係の増進につながっていることを大変心強く思います」と語られました。
ご夫妻は外務大臣らとメインテーブルにつき、笑顔でことばを交わして交流を深められていました。
これに先立ち、ご夫妻はブラジル大統領府を訪れて、ルセフ大統領を表敬訪問されました。
ご夫妻がルセフ大統領と会うのは初めてで、およそ45分間にわたって和やかに歓談されたということです。
ご夫妻は、現地時間の7日、ブラジル第2の都市リオデジャネイロで日系人らが主催する歓迎行事などに臨まれます。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151107/k10010297371000.html

秋篠宮さま、こだわり体現 外国訪問、観光色避け重要行事へ
2015年11月8日05時00分
外交関係樹立120周年の節目に、ブラジルを10月27日から11月10日にかけて訪問中の秋篠宮ご夫妻は、
10都市をまわるという過密日程にのぞんでいる。皇族の外国訪問はどうあるべきなのか。
秋篠宮さまは、あるこだわりを体現しているようにみえる。
「今後、日本とブラジルとの絆がさらに強まることになりまログイン前の続きしょう」。
秋篠宮さまは5日午前、紀子さまと首都ブラジリアの連邦議会を訪れ、
日本との外交関係樹立120周年を祝う記念式典でこう述べた。
この日は両国が修好通商航海条約を結んだ調印日だった。
式典で秋篠宮さまは条約調印後の1908年に始まったブラジルへの日本人移住に触れ、
「温かく迎え入れてくださった貴国政府および国民のご厚意を誠にありがたく思います」と感謝の言葉を述べた。
精力的に活動を続けている秋篠宮さまだが、皇族の外国訪問のあり方をめぐり、
問題提起したことはあまり知られていない。
「あなたたちが訪れた目的は観光旅行ですか、というふうに聞かれたことが2回くらいありますかね」。
昨年の誕生日会見で、秋篠宮さまはそう明かした。
皇族方の外国訪問は、国賓として迎えられる天皇陛下と違って、目的があいまいになりがちだ。
秋篠宮さまは国交樹立といった周年行事、大きな文化行事などの「核」がある外国訪問が望ましいと持論を述べた。
関係者によると、周囲にもたびたびその考えを示し、これまでの訪問先でも観光地を極力避けてきたという。
今回のブラジル訪問は、ブラジルと日本の外交関係樹立120周年という「核」が明白だった。
450もの関連イベントが企画されたなかで、ご夫妻の訪問はそのクライマックスに位置づけられた。
現地では飛行機で国内移動を繰り返し、アマゾン河口まで足を延ばした。
数多くの記念行事や式典で、秋篠宮さまがスピーチした。
宮内庁関係者は「誕生日会見での発言後、初の外国訪問とあって注目を集めていた。
有言実行の殿下だけに、お気持ちをこめて日程をこなしていらっしゃるようだ」と話す。
(ブラジリア=田村剛、サンパウロ=島康彦、斎藤智子)
http://www.asahi.com/articles/DA3S12057175.html

秋篠宮さま、リオの日本庭園見学「感慨深い」
2015年11月09日 18時49分
【リオデジャネイロ=吉田健一】
秋篠宮ご夫妻は7日、ブラジル南東部リオデジャネイロの植物園で開かれた、
日本とブラジルの外交関係樹立120周年記念式典に出席され、
両国の交流の一層の発展を願うお言葉を述べられた。
植物園内の日本庭園は120周年を記念して改修されており、秋篠宮さまは「誠に感慨深い」と話された。
秋篠宮さまはまた、ペゾン・リオデジャネイロ州知事主催の昼食会で日系人の各界での活躍に触れ、
「正直や勤勉という日本人の特性を受け継いだ若い世代の人々が、
ブラジル社会の発展に貢献する姿に接することは、私たちにとって大きな喜び」と述べられた。
ご夫妻は8日夜、12日間のブラジル滞在を終え、帰国の途につかれた。
http://www.yomiuri.co.jp/national/20151109-OYT1T50031.html

秋篠宮ご夫妻、15日間のブラジル訪問終え帰国
2015年11月10日 18時30分
秋篠宮ご夫妻は10日、ブラジル訪問を終え、東京・羽田着の民間機で帰国された。
ご夫妻は、10月27日から15日間の日程で、日本との外交関係樹立120周年を迎えたブラジルを訪問。
10都市を巡り、日系人による歓迎行事や首都ブラジリアでの記念式典などに臨まれた。
http://www.yomiuri.co.jp/national/20151110-OYT1T50122.html


文仁親王同妃両殿下 ブラジルご訪問を終えて
文仁親王同妃両殿下のご印象
(平成27年11月11日)
ブラジルご訪問を終えて
日本・ブラジル外交関係樹立120周年の機会に,
ブラジル連邦共和国を訪問できましたことを誠に嬉しく思います。
文仁にとっては初の海外公式訪問となった1988年の日本人ブラジル移住80周年の時以来27年ぶり,
紀子は初めての訪問となりました。
このたびの訪問においては,ルセーフ大統領閣下への表敬をはじめ,
下院議長,外務大臣,連邦直轄区と5つの州知事との懇談,
そしてサンパウロ,クリチーバ,ロンドリーナ,ロランジア,マリンガ,カンポ・グランデ,
ベレン,ブラジリア,リオデジャネイロの各地において,
日系社会の方々が私たちの訪伯にあわせて催してくださった120周年を記念する式典等に出席いたしました。
多くの方々から,さまざまな配慮をいただいたことに深く感謝の意を表したく思います。
多くの日系の方々と話をしていると,具体的に記すことは難しいのですが,
私たちが日々の暮らしの中であまり意識していない「日本」を感じることがたびたびにありました。
そして,遠く離れたこの地において,自分たち,もしくは両親・祖父母の世代の故郷の記憶が残り,
継承されていることに改めて気づきました。
また,日系の若い世代の人たちと話しをする機会をもつこともできました。
日本とブラジルとの良好な関係が,今後も続き,さらに増進していく上で,
次世代の人々が,両国の架け橋となってくれることが極めて大切なことだと思います。
今回訪ねたのは,先に触れたブラジリアを始めとした各都市でしたが,そのどれもが大変印象深いものでした。
酸性土壌で不毛地帯と言われたセラードを一大農業地帯へと改良していった日伯共同プロジェクト,
ブラジルを代表するサンパウロ大学における各学部の教員や学生との懇談,環境先進都市で,
パラナマツが独特の景観を醸し出しているパラナ州の州都クリチーバ,
アマゾン河やその流域の人たちの暮らしがよく表れているベレンの市場,
アマゾンの自然史・人文科学の研究拠点になっている博物館,
そしてブラジルが誇る世界屈指の湿原であるパンタナールとそこに暮らす牧童たちの文化や貴重な生態系,
市民の憩いの場であり植物研究の中心地になっているリオデジャネイロの植物園と
ポン・デ・アスーカルからの眺めなどなど。
ひとつひとつを取り上げることはできませんが,おそらく,これからも永く私たちの記憶に残るものでありましょう。
このたびの訪問において,日系社会が中心となって,日本の文化を紹介するイベントがおこなわれたり,
両国の間で種々の協力がおこなわれたりしていることを知り,大変心強く思いました。
日系団体が現地大使館や総領事館と協力して開催する日本祭りには,多くのブラジル人が参加し,
また,日本の文化に関心を抱き,日本語,書道,華道,茶道などを学んでいることも印象に残りました。
滞在中,各地において,多くの人たちに温かく迎えていただいたことは,大変有り難いことでした。
そして,私たちの訪問に際し,心を寄せてくださった多くの方々に感謝の意を表します。
今後,日本とブラジルとの友好関係がさらに促進されることを願っております。
http://www.kunaicho.go.jp/okotoba/03/speech/gokanso-h27-brazil.html


秋篠宮ご夫妻が「移民1世」と交歓したブラジル10都市訪問
遠い地球の裏側で暮らしている日系移民の数は、およそ160万人とされる。
そのきっかけとなった日本とブラジルの国交樹立120周年を祝うため、
秋篠宮同妃両殿下が、遠く南米大陸へと足を運ばれている。
「10月27日に日本を出発した両殿下は、ドイツを経由して
28日にブラジル南東部の大都市サンパウロに到着しました」(皇室担当記者)
その後は、国内を縦断する形でクリチバ、ロンドリーナ、ロランジア、マリンガ、
カンポ・グランデ、ミランダ、ベレンなどの主要都市を巡り、
日系人の記念式典や食事会に出席。
11月6日は首都・ブラジリアの大統領府にルセフ大統領を表敬する予定で、
8日にリオデジャネイロを発ち10日にご帰国される。
移動日を除けば、12日間で10都市を巡る過密スケジュールだ。
「ひとつの国を長期間にわたって縦断するご公務は異例ですが、
それだけ皇室が日系移民の功労に重きを置いている証です。
皇太子時代を含めれば、天皇皇后両陛下は3回、皇太子さまも2回、
ご結婚前の黒田清子さんも95年に一度だけ訪問しています」(先の記者)
ご夫妻としては初訪問となった秋篠宮さまだが、初日に訪れたサンパウロの日系人が主催する歓迎式典では、
“移民80周年でお邪魔した際は1人でしたが、
今回は夫婦揃って来ることができました”と、感慨深げに挨拶をされたのだった。
現地在住のジャーナリスト・大野美夏氏の話。
「88年に殿下がサンパウロへ来られた際は、4万人収容のスタジアムが埋まるほど日系人が集まりました。
規模からいっても、当時を知る日系人にとっては今でも語り草になるほど大事な思い出です。
今回改めて秋篠宮さまが来られたことで、“自分たちは忘れられていないんだ”と感動した日系1世は多かったですね」
今や日系6世が生まれる時代。約1000人が集まったサンパウロの歓迎式典でも、
70歳以上の日系人は200人を数えるのみ。
それでも、童謡『汽車ポッポ』を合唱し、会場を大いに盛り上げたという。
週刊新潮2015年11月12日号 掲載
http://www.dailyshincho.jp/article/2015/11120815/?all=1

読売新聞 日曜版 皇室ダイアリー NO.326
2015年11月15日
【秋篠宮ご夫妻 ブラジル訪問】
『日系社会との貴重な絆』
「妻とともに再びこの地において、日系社会の皆さまとお会いできましたことは大きな喜びです。」
国交120周年を迎えたブラジルを紀子さまとともに訪れた秋篠宮さま。
先月28日、サンパウロでの歓迎行事で、1000人余りの参加者にそう伝えられた。
前回訪問は、日本移民80周年記念式典に出席された1988年。
会場のサッカー場は8万人が集まり、「日本万歳」の大歓声に包まれた。
当時は独身で、初の外国訪問だった秋篠宮さまは
「30年近くを経た今でも、鮮明に記憶に残っています」と振り返られた。
歓迎行事の会場には山内敦さん(84)の姿もあった。
2世で初めて「ブラジル日本文化協会(現ブラジル福祉文化福祉協会)会長に就任、
97年に来訪された天皇、皇后陛下を迎えた。
この日ご夫妻とも言葉を交わした山内さんは「皇室の方々は、ひと言ひと言が自然で思いやりに満ちている。
我々はその姿を通じ、日本という国を感じ取っているのです。」という。
日系社会では6世も誕生し、日本との関係は希薄になりつつある。
だが、一世とはまた別の価値観を育み、生きてきた山内さんには、自然なことに映る。
「それだけに、皇室の方々との触れ合いは、
日系社会が日本との絆を確かめる貴重な機会となっていくでしょう」と山内さんは続けた。
編集委員 沖村 豪


(皇族方の素顔)秋篠宮ご夫妻、ブラジルとの「架け橋」
宮内庁担当・島康彦
2015年11月26日15時58分
「おー、日本から来たの?」。そう尋ねたのは、静岡県出身で日系1世の細川明さん(94)。
はるばる遠方から来てくれたことへのねぎらいを感じさせる口ぶりに、
秋篠宮さまは笑みを浮かべ「ええ、日本から来ました」と細川さんの手を握りました。
初対面ながら、祖父と孫の対面のような温かい雰囲気を感じました。
日本から飛行機で約24時間かかる南米ブラジル。1895(明治28)年、
日伯修好通商航海条約の調印で外交関係を樹立してから、今年は120周年にあたります。
この節目に、ブラジルを公式訪問した秋篠宮ご夫妻は、
10月29日、サンパウロ郊外にある日系老人ホーム「憩(いこい)の園(その)」を訪れました。
憩の園は、日本人のブラジル移住50周年にあたる1958年に設立されました。
日系1世の人たちには日本語しか話せなかったり、身寄りがなかったりする人も少なくないといいます。
そこで、余生を日本にいる時と同じような環境で過ごしてもらおうという目的があったそうです。
取材で訪れた際、在園者71人のうち、50人が日系1世で、大半が85歳以上。
最高齢の100歳が3人いて、日の丸を手に秋篠宮ご夫妻を出迎えました。
紀子さまに花束を手渡したのは、東京都出身の日系1世の森井園子さん(89)。
戦時中に東京大空襲を経験。夫を亡くし、戦後にブラジルに移住しました。
感極まった表情で目頭を押さえる姿に、離れていた秋篠宮さまも近付き、お二人で森井さんを見守りました。
ご夫妻は二手に分かれて一人一人に声をかけ、
最後に「どうぞこれからも園のみなさまによろしくお願いします」と伝えたそうです。
園を運営する社会福祉法人「救済会」の吉安園子さん(87)は
「お年寄りのみなさんは本当に喜んでいました」と話していました。
園には、ご夫妻からプレゼントが贈られました。
紀子さまが翻訳を手がけた絵本シリーズ「ちきゅうのなかまたち」が5冊、
ポルトガルで書かれた日本の童話10冊、そして、可愛らしい鳥のメジロの絵です。
「ちきゅうのなかまたち」は世界各地の動物たちの物語。
紀子さまが「日本の子どもたちにさまざまな動物たちについて語りかける機会になれば」と、
初めて翻訳に取り組んだ絵本で、新幹線や飛行機での公務の移動時間や、
幼かった悠仁さまの育児の合間に作業したそうです。
紀子さまは児童文学への関心が高く、幼少時から英語の絵本に親しんでいたことを知った出版社側が
翻訳を依頼したのが始まりでした。
■皇室への関心、世代超えるには
ブラジルには160万人以上の日系人がいます。高齢化した日系1世を中心に皇室人気は根強いと言われますが、
現在は5世、6世が誕生し、日本語を知らない世代も増えました。
「憩の園」に張り出してあったスケジュール表に、秋篠宮ご夫妻の訪問は「皇室の家族訪問」とだけ記され、
ご夫妻の名前はありませんでした。
施設のスタッフや日系のお年寄りに聞いたところ、昭和天皇、天皇陛下はもちろん知っているが、
天皇陛下の子の世代、孫の世代の皇族方はよく知らない、という人が少なくありませんでした。
現地で記者の案内役を務めてくれた日系2世の男性からも「今回はだれが来るんですか」と質問されました。
「皇室のご訪問で、若い世代も含め日系人が一つになったと感じます」。
日系社会の代表的な団体「ブラジル日本文化福祉協会」の呉屋春美会長が言うように、
今回の秋篠宮ご夫妻をはじめ、今後皇族方が定期的に訪問することで、
ブラジル側の皇室への関心が続いていくのだろうと感じています。
2018年には日本人の移住110周年の節目を迎えます。
「多くの日系の方々と話をしていると、具体的に記すことは難しいのですが、
私たちが日々の暮らしの中であまり意識していない『日本』を感じることがたびたびにありました。
そして、遠く離れたこの地において、自分たち、もしくは両親・祖父母の世代の故郷の記憶が残り、
継承されていることに改めて気づきました。
また、日系の若い世代の人たちと話をする機会をもつこともできました。
日本とブラジルとの良好な関係が、今後も続き、さらに増進していく上で、
次世代の人々が、両国の架け橋となってくれることが極めて大切なことだと思います」。
秋篠宮さまはブラジルから帰国した翌日の11月11日、
訪問を終えた「ご印象」として、日系人との交流を振り返りました。
■紀子さま、ヘビは遠慮?
10月29日午後には、サンパウロにあるブタンタン毒蛇研究所を訪れました。
秋篠宮さまはナマズや鶏の専門家で知られていますが、蛇にも関心を持っているそうです。
最初のブラジル訪問だった1988年に続き2回目の視察となりました。
秋篠宮ご夫妻は講堂で蛇から毒を採取する実演を見守り、秋篠宮さまが観賞用に用意されたサンゴヘビを
手に取る場面もありました。秋篠宮さまは「毒がないから大丈夫」と紀子さまにも手にするよう勧めましたが、
紀子さまは遠慮されたのか、近づこうとしませんでした。
研究所内ではアナコンダや毒蛇のジャララカなどを見て回り、「これは危険ですか」「毒を持っているんですか」
などと熱心にたずねていました。88年に続いて秋篠宮さまを案内したジウゼッピ・ポルトさんによると、
秋篠宮さまは大きなクモにも関心を持ち、メモをとっていたといいます。(宮内庁担当・島康彦)
http://www.asahi.com/articles/ASHCJ2Q3KHCJUTIL002.html

秋篠宮両殿下ブラジル 現地の報道

無事