令和決定関連記事

元号案、皇太子さまに事前説明 保守派配慮、違憲の声も
2019年4月30日03時00分
安倍晋三首相は「令和」を含む元号の六つの原案を、国民代表の有識者などに提示するより前に、
新天皇に即位する皇太子さまに事前説明していた。
元号の発表を3日後に控えた3月29日。首相は東宮御所で皇太子さまと一対一で向き合った。
皇太子さまが静養先から戻った当日の夜にもかかわらず面会したのは、
前日固まった元号の原案を伝えるためだった。
首相は通常、天皇に国政報告を行う内奏は行っても、皇太子に個別に会うことはない。
このため首相はまずは天皇陛下に、そのあと皇太子さまのもとへ向かった。
実は2月下旬にも同じような面会がある。
新元号決定直前の面会が際立たないよう、「実績」をつくったとみられている。
https://www.asahi.com/articles/ASM4Y727YM4YUTFK00W.html

元号案、首相指示で追加 「令和」3月下旬に中西氏提出
2019年4月30日03時00分
新元号「令和」は、安倍晋三首相の指示で政府が3月に複数の学者にさらなる考案を求め、
国文学者の中西進氏が同月下旬に追加で提出した案だったことがわかった。
首相が同29日の皇太子さまとの面会で、「令和」を含む六つの原案を示していたことも判明した。
複数の政府関係者が明らかにした。首相は2月末、「国民の理想としてふさわしいようなよい意味」
「書きやすい」「読みやすい」といった留意事項に基づき、
事務方が絞り込んだ十数案について初めて報告を受けたが、学者に追加で考案を依頼するよう指示した。
政府は3月14日付で国文、漢文、日本史、東洋史などの専門家に正式委嘱。
その前後の3月初めから下旬にかけて、国書と漢籍の複数の学者に追加の考案を打診した。
その求めに応じて提出された複数案の一つが、中西氏が3月下旬に出した「令和」だった。
首相はその後、28日の首相官邸幹部らによる協議で「英弘(えいこう)」「久化(きゅうか)」
「広至(こうし)」「万和(ばんな)」「万保(ばんぽう)」「令和」を原案とする方針を決定。
政府関係者によると、首相は翌29日、皇太子さまとの一対一の面会で六つの原案を説明したという。
新元号「令和」は、4月1日の有識者による元号に関する懇談会、衆参両院正副議長への意見聴取、
全閣僚会議を経て決まったが、首相は政府がこうした国民代表に意見を聴く前に、
新天皇となる皇太子さまに元号案を説明していたことになる。
皇太子さまへの事前説明は、日本会議などの保守派が求めており、自らの支持基盤に対する政治的な配慮だった。
憲法4条は天皇の国政関与を禁じている。皇太子さまは即位を目前に控えた立場だが、
政府は「意見を求めず状況報告するだけなら、憲法上の問題は生じない」(内閣法制局幹部)としている。
これに対し、高見勝利・上智大名誉教授(憲法学)は
「皇太子への事前説明は、元号の制定を天皇から切り離した元号法の運用を誤るものだ」と指摘。
そのうえで「憲法4条は政治の側が天皇の権威を利用することも禁じている。
特定の政権支持層を意識した首相の行為は、皇太子に意見を求めたかどうかに関係なく
『新天皇の政治利用』にあたり、違憲の疑いがある」と批判している。
https://www.asahi.com/articles/ASM4Y4DGHM4YUTFK00M.html?iref=pc_extlink

元号案見た首相「うーん」 追加案依頼、看板政策重ねた
2019年4月30日03時00分
新しい元号「令和」の選定過程を検証すると、安倍晋三首相主導の強い政治色が浮かんできた。
元号を決めるまで1カ月余りに迫った2月末。元号案の絞り込みは政府の要領に基づき、
菅義偉官房長官のもとで進めることになっていたが、
菅氏は「最終的には首相が決めるんだから、首相も入れて議論しよう」と判断。
首相をトップとする作業が政府内で極秘に本格化した。
平成が始まって間もなくから内々に提出を受けてきた元号案のうち、考案者が亡くなった案などを除くと70程度。
そこから改元の実務を担う古谷一之官房副長官補らのもとで十数案まで絞り込んでいた。
絞り込む前後の案すべてを初めて見た首相は「うーん」と冴(さ)えない表情を浮かべた。
「まだ時間はある。他にも検討してみよう」
事務レベルの事前準備の段階か…(以降有料記事)
https://www.asahi.com/articles/ASM4Y5D15M4YUTFK00R.html?iref=pc_extlink

天皇陛下への事前伝達否定 新元号めぐり菅官房長官
2019.5.7 17:51
菅義偉官房長官は7日の記者会見で、
令和を含む新元号の原案を4月1日の発表前に天皇陛下に伝えていたとの見方を否定した。
「そうしたことはない」と述べた。
安倍晋三首相は3月29日、東京・元赤坂の東宮御所で、即位される前の陛下と面会した。
https://www.sankei.com/life/news/190507/lif1905070020-n1.html