天皇即位30年感謝の集い

安倍晋三首相「お姿胸に刻む」 天皇即位30年感謝の集い
2019.4.10 16:06
天皇陛下の即位30年を祝う超党派の「奉祝国会議員連盟」(会長・伊吹文明元衆院議長)などが
共催した祭典「感謝の集い」が10日、東京・隼町の国立劇場で開かれた。
安倍晋三首相は「国民に常に寄り添ってこられた天皇、皇后両陛下のお姿を胸に刻みながら、
輝かしき未来をつくりあげていく決意だ」と祝辞を述べた。
https://www.sankei.com/life/news/190410/lif1904100021-n1.html


北野武さん「平成という時代に感謝」 陛下即位30年の集い
2019.4.10 18:59
天皇陛下の即位30年を祝う祭典「感謝の集い」が10日、東京・隼町の国立劇場で開催された。
国会議員や財界関係者ら約1800人が集まり、出席者は残り3週間となった「平成」に思いをはせながら、
天皇陛下に慶祝の意を示した。
安倍晋三首相は祝辞で、天皇、皇后両陛下の国内外でのこれまでのご活動を振り返り
「長きにわたり国民に常に寄り添ってこられた両陛下のお姿を胸に刻みながら、
希望に満ちあふれ誇りある日本の輝かしき未来をつくりあげていく決意だ」と述べた。
各界からの代表として、映画監督の北野武さんやノーベル医学・生理学賞受賞者の山中伸弥京都大教授、
経団連の中西宏明会長らも登壇した。北野さんはマイクに頭をぶつけるなどして会場の笑いを誘いながら
「改めて平成という時代に感謝し、両陛下がいらっしゃる日本という国に生を受けたことを幸せに思う」と語った。
その後の祝賀コンサートでは、歌手のMISIAさんや松任谷由実さん、
フォークデュオ「ゆず」が持ち歌を披露した。両陛下が歌会始で詠まれたお歌に
音楽プロデューサーの松任谷正隆さんが曲をつけた奉祝曲「御旅(おんたび)」も演奏された。
祭典は超党派の「天皇陛下御即位三十年奉祝国会議員連盟」(会長・伊吹文明元衆院議長)や
財界を中心とした民間団体などの共催で行われた。
両陛下をはじめとする皇族方は臨席されなかった。
https://www.sankei.com/life/news/190410/lif1904100030-n1.html


山中教授の祝辞全文「手術後に…外国人研究者も感激」 陛下即位30年式典
2019.4.10 21:11
天皇陛下の御即位30年を祝う祭典「感謝の集い」が10日、東京・隼町の国立劇場で開催され、
各界の代表として京都大iPS細胞研究所所長の山中伸弥教授が祝辞を述べた。祝辞は以下の通り。



天皇陛下御即位30周年、そして天皇、皇后両陛下ご成婚60年、誠におめでとうございます。
この記念すべき節目にお祝いと感謝を申し述べる機会をいただきましたこと、誠に光栄に存じます。
天皇陛下は研究者でいらっしゃいます。皇太子殿下の時代からハゼについて、
つい先日発表されたものも含め33本もの論文を報告してこられました。
形態学的特徴より種類を見分ける手法は、ハゼの分類学の発展に大きく貢献されています。
学術名にローマ字のアキヒトが使われているハゼも複数あります。
皇太子殿下の時代に発表された英語論文の著者名はプリンス・アキヒト。そして、御即位後はアキヒトです。
私の知る限り著者名がファーストネームだけなのは陛下の論文のみであり、日本人研究者として大きな誇りです。
また秋篠宮殿下との共著論文も発表されています。
陛下が形態学的な解析を、秋篠宮殿下がDNA解析を分担された共同研究の成果です。
研究者にとって家族と共著論文を発表することは喜びのひとつです。
私もいつの日か実現できたらと夢見ております。
平成24年6月、横浜で開催されました国際幹細胞生物学会に両陛下のご臨席を賜りました。
この国際学会が日本で開かれるのは初めてのことでした。
居並ぶ海外からの研究者にとっても両陛下のご臨席は大きなインパクトでありました。
ただ陛下はわずか4カ月前に心臓の手術を受けられたばかりでした。
正直申し上げて、私は陛下のご臨席は難しいのではないかと思っておりました。
それを押して、横浜までお越しいただきました。
そればかりか、陛下の方から研究者一人一人に手を差し伸べ、握手をしていただきました。
それは陛下がいつも災害や病気に苦しむ人々に寄り添われているときの優しさと同じものでありました。
いつも陽気で気さくな外国人研究者も、このときばかりは感激と緊張で
手が震えていたのが強く印象に残っております。
同年の12月に私はノーベル医学生理学賞を受賞し、スウェーデンを訪れました。
選考を行ったカロリンスカ研究所の教授の一人は、横浜で陛下に握手をしていただいた研究者でした。
授賞式の後、ウプサラ大学を訪問いたしました。
北欧で最も歴史のあるこの大学を陛下も数年前にご訪問され、名誉学員の称号を受けられていたことを知りました。
陛下が研究者であられることに改めて強い感銘を受けました。
平成が幕を開けた30年前、私は医師の道から研究者へと人生のかじを切りました。
そして18年後にiPS細胞と巡り合い、その後さまざまな病気の治療に使うための研究が進んでおります。
私にとっての平成はiPS細胞が芽生え、成長し、つぼみを付けた30年です。
間もなく訪れる令和の時代、その元号に込められた意味をしっかり受けとめて、
iPS細胞を大きく花開かせ、患者さんのもとに届けられるよう努力していきたいと思います。
陛下、30年間、本当にありがとうございました。長きにわたりご重責を担われ続けてこられたことに、
心からの感謝と敬意を申しますとともに、両陛下の末永きご健康をお祈り申し上げます。
https://www.sankei.com/life/news/190410/lif1904100036-n1.html