神風はなぜ吹いたか

日本会議HP
皇室の伝統を守ろう!日本武道館・一万名大会
平成18年03月7日

神風はなぜ吹いたか
金美齢(台湾総統府国策顧問)

私が今日ここでお話をする機会を与えられたのは、私が台湾人であると同時に
心から日本を愛している人間だからだということだと思います。
紀子様ご懐妊のニュースを聞いたとき、私は「神風が吹いた」と思いました。
あの大戦のとき、私は小学生でした。台湾にいましたが、私は日本人としての日々を送っていました。
紀元二千六百年という歌を歌ったり、「兵隊さんよ、ありがとう」という手紙を書いて慰問袋を出したりしました。
必ず神風が吹くと信じて日々それを祈っておりました。
しかしあのとき神風はついに吹きませんでした。どうして、今、その神風が吹いたのかな。
ひょっとしたらこの皇室典範改定というのは、あの大戦の敗北よりも
日本の根幹を揺るがす国家的危機なのではないかと思いました。
ひょっとしたら私のように歴史も浅い、神話も持たない国、
台湾の出身者である人間のほうが、一般の平均的な日本人よりも、
もっと天皇陛下のご存在、皇室のご存在がどれだけ大切なのかということを
身にしみて感じているのかもしれません。
数年前、講演をしたある会場で「
台湾には神話があるのですか。国の礎になる神話があるのでしょうか」と聞かれたことがありました。
台湾には神話はありません。
移民と植民、統治者がめまぐるしく変わった四百年の歴史しか持ちえません。
私はそのとき、「私が歴史であり、私が神話です」と大見得を切りました。
でも皆さん、私ごときが歴史であったり神話であるなんて社会は、
皆を束ねて心を一つにするなんてことはあり得ないのです。

日本には世界に稀なる皇室があります。これは日本の宝物なんです。
この宝物を壊すのは簡単です。一日で壊すこともできましょう。
けれどもそれを持つためには、皆が理屈を超えて納得して示すことができるそういう存在をつくるには
二千六百六十六年かかるのです。台湾はそういう存在が持てません。だから混乱の極みです。
どうぞ、そういう国の二の舞は踏まないで下さい。
どうぞ、皆さん、皆さんが持っている大切な宝物をしっかりと守っていってください。このたびの神風は、
日本人の一人一人に対してしっかりとそれを考えていくことを促したのだと私は信じております。

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