お酉さま

鷲(おおとり)神社 社伝

天照大御神が天岩戸にお隠れになった時に、
八百万の神たちが岩戸の前で歌い、踊った。
岩戸の前で楽器を持った神様たちがいて、
ひとりの神様の弦の先に鷲が止まった。
この鷲こそ、世の中を明るくさせた鳥だと、
この楽器を持っていた神様は鷲の一文字を入れ
天日鷲命(あめのひわしのみこと)と称されるようになった。
この神様がおとりさま、すなわちお酉さまと崇められるようになり
開運、殖産、商売繁盛などの神様として、東京の鷲神社に祀られている。

鷲神社には日本武尊も祀られている。
日本武尊が社前の松に武具の熊手をかけ、勝ち戦を祝った。
その日が11月の酉の日だった。

その故事にちなみ、
毎年、11月の酉の日に、鷲神社で祭礼が行われる。
その祭礼を酉の祭(とりのまち)と呼び、
参詣する人のために市がたつようになった(酉の市)。
武運長久、商売繁盛、大願成就などの縁起物として熊手が売られるようになった。